貴方は改造する?しない? -オピネルのナイフー ①
皆様こんにちは、まろ(仮)です。
アウトドアを嗜む方でご存知ない人はいないであろう「オピネル」のナイフ。
価格の低さ、素朴な造り、薄めの刃、バリエーションの豊富さもあってか人気の模様。
一方で、「ピボット(可動軸部)がキツくて開閉できない」、「新品のままでは切れない」という声も聞かれます。
ピボットがキツくなるのはご存知の通り「ハンドル材(ブナ)が吸水して膨れる為」、日本はフランスより湿度が高いですからね。
国内向けの国産刃物は大半が出荷前に研がれていますし、フランス人は私達ほど鋭利さを求めていないのかも知れません。
何でそんな話をするかといいますと・・・、
「別にオピネルでなくてもイイんじゃない?」
と私自身が思っているからです、日本は世界的刃物生産国ですし良い刃物は身近に溢れています。
「ならお前オピネル嫌いなのかよ?」と思われた貴方、此処からが本題です。
ネットの世界を徘徊していると、様々な方、オピネルと出会います。
曰く「オリーブオイルに漬けた」、曰く「乾性油でなきゃ駄目」、曰く「乾性油漬けは最悪、手など加えるな」etc etc・・・。
「本人が納得の上で楽しんでるならいいじゃん」と思う反面、「余り意味なさそう」とか「危ねーよそれ」と思わされる記事があるのも事実。
ならば「私にとっての快適なオピネル」を紹介するのも無意味ではないでしょう(工作好きの言い訳)。
口上が長くなりました、本編に入ります。
対象はこちら#10 INOX です
手持ちの#9 カーボンスチールとの比較、光って見えるのはツールマーク(研削痕)の為
改造の方針は以下の通り
1) 開閉が常にスムースで、安全であること
2) 握り易い(使い易い)こと
3) 見栄えも(出来るなら)良いこと
具体的作業内容
1) ハンドル材に乾性油を含ませ硬化させる(水分を吸わせなくする) 同時にナイロンワッシャーを組み込む
2) 握り易い形状に削る(乾性油を含ませる前に行う)
3) ブレードはツールマーク(研削痕)がなくなる程度には磨く
今回はこの辺で、 次回は「分解~ハンドルの加工」を投稿の予定です
5月17日追記
当一連の記事は、「(個人の自己責任による改造の記録)であり、決して他者に勧めるものではありません」 と明記しておきます。
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