皆様こんにちは、まろ(仮)です。
傑作ナイフ選第二回は90年代に購入したナイフから
キーワード(?)は「V」でしょうか。
一つ目は
80年代(70年代末?)発売の「COLD STEEL」(以下CS社)「Trail Master」
過激なデモ映像をご覧になった方もあるかも知れません。
今は無き「carbon V(five) steel 」長く切れる「硬さ」と、折れ、欠けし難い「靭性」、
これで錆びなきゃ言う事無しなんだけど残念ながら良く錆びます。
友人達三人で一本づつ購入しましたが、側面のツールマーク(研削痕)が目立ち、
結局三名共自分で研磨し直しましたとさ(笑)。
刃長(《キリオン=鍔に相当する金具》から先端まで)は9.5インチ(約240mm)。
屋内で見ると大きいけど野外だとそうは見えない不思議。
ハンドル材はクラトン、見かけは安っぽいけど握り易く滑り難い(実用重視か?)。
シース(sheath=鞘)は薄っぺらい端革を重ねて縫製したような造り、
購入後一年と経たずに波打ってくれやがりました(刃は入るので放置)。
CS社は自社工場を持たないブランドなので、製品はすべてOEMにより供給されています。
「トレマス」は、「カミラス社(米)」が製造していましたが、今世紀初頭に廃業した為、
「carbon V」は絶版となりました(メーカー・鋼材を変更して現在も製造)。
個人的には「carbon V あってのCS社だ」と思っているので、
今後同社の製品を購入することはないでしょう、多分。
続いてもう一つは
「VICTORINOX Camper」です。
世代、アウトドア歴によっては「OPINEL」より普及率が高いブランドではないでしょうか?
「量産品としては世界一ムラが少ない」ナイフメーカーだと思います。
一時期キーホルダーにしていたのでハンドルはボロボロ(笑)、
20年以上連れ歩いてますしね。
大小二枚のブレードに鋸・栓抜き・缶切り・リーマー・コルク抜き
フラットな薄手のメインブレード、良く切れるけど出番は少な目、
だってライバル多過ぎるんですもの(笑)。
サブブレードは細かい作業用(とげ抜き等)に
「最大瞬間鋭利さ三傑(当家比)」に入る片エッジに砥いであります。
刃物鋼としては軟らかい部類(鋼材について配合等は非公開です)
なので鋭利さは長続きしませんが・・・。
同社のナイフは本国と輸出先で品名が違ったりして、「Camper」も気付けば
カタログから姿を消していました。
尤も、集めようとか思ったらキリがありませんけどね。
次回は2000年代に購入した「傑作」をご紹介致します。
今回もお付き合い頂き有り難うございました。
それではまた、まろ(仮)でした。