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2019年05月17日

乾性油を浸み込ませる -オピネルのナイフ- ③

  
   今晩は、まろ(仮)です。

   今回は一番の山場、「ハンドルに乾性油を浸み込ませる」です。

   何故乾性油を浸み込ませるのかを、「乾性油とは何か」からご説明します。

   乾性油とは大雑把には「酸化によって硬化(樹脂化)する油脂」です。
    (亜麻仁油・荏胡麻油・胡桃油・桐油等の植物油脂が有名ですね)
     
   「乾性油を浸み込ませ、硬化させることで水の浸入を防ごう」という発想です。
     
   どなたが考えたのかは知りませんが、十年ほど前には「某・巨大掲示板」で語られていました。
    
   ある人は「何度も塗りこむ」、別の人は「漬け込む」等々・・・。
       因みに「不乾性油(オリーブ油等)では硬化しないので効果は期待できない」と結論付けられていた筈です。

   私が初めて試したのは2013年頃、「#12 INOX」です。




乾性油を浸み込ませる -オピネルのナイフ- ③
     ↑
       #12 組み立て前(加工後)の写真


乾性油を浸み込ませる -オピネルのナイフ- ③
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     荏胡麻油とハンドルを密閉袋に入れて 


乾性油を浸み込ませる -オピネルのナイフ- ③
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  細かな気泡が「出なくなるまで」熱湯で湯煎して放置(冷める過程で油が浸み込む為)します。
 冷めたら取り出して陰干し(滲み出す油を拭き取りながら)数ヶ月、油が滲んでこなくなったら完成です。
  
ハンドル表面近くの油が硬化していれば不透水層になっているはずです。
    (切って断面をみれば良いんでしょうが、テストピースまでは作りませんでした)

  で、完成品がこちら ↓

   

乾性油を浸み込ませる -オピネルのナイフ- ③

  乾性油を浸み込ませた分重くはなりましたが、概ね満足な仕上がり、
  丸洗いできるので、キャンプでは野菜用の包丁に使っています。

  今回はここまで、次回は続編、「更に奥まで(仮)」ですが、その前に
   注意事項です 
  「乾性油を含んだ布は、丸めて放置すると『発熱・発火』の危険があります」

    充分注意の上お取扱い下さいませ

           それではまた次回。




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