2019年06月30日
怪しい物体? -「キ」の字のモノ試作 2 -
皆様こんにちは、まろ(仮)です。
「モノは試し」と始めた「単脚(テキーラ)テーブル」作りですが、
YOSI君の溶接作業と平行して天板加工の準備もしておりました。
↑ 予めマーキングしていた位置にホルソーで穴開けし
↑ 「切り取り線」を引いて
↑ カットし、出来た切込みに
↑ 主脚と横棒が嵌ります
↑ 少し上からのアングル 横棒は溶接で狂う(曲がる)ので叩き直してあります。
↑ 先端には「V字の切り込み」を入れ
↑ 叩いて絞り込み
↑ 溶接して形を整えます
↑ 天板の嵌合部には穴を開け・・・
抜け止めを施しました、
これで、「ほぼ垂直に立てられるモノポールテーブル」が出来た筈なのですが・・・、、
フィールドテストの予定だった7月のキャンプは仕事で欠席となった為に、
評価できるのは9月のキャンプ以降となりました。 〇丁乙
―評価のポイントとしてはー
1) 垂直に近い姿勢維持の為にどれ程(何mm)打ち込む必要があるのか
2) 22mm径のパイプを土中に打ち込むのにどれ程の労力を要するか
3) 天板(12mm厚合板)がどれだけの重量に耐えるのか
といったところになるだろうと思います。
それではまた、まろ(仮)でした。
2019年06月30日
怪しい物体? -「キ」の字のモノ試作 1 -
皆様こんにちは、まろ(仮)です。
読者の皆様の大多数は一般のキャンプ場をご利用の事と思います。
幸い私達は遊び仲間(TOMIさん)の私有地(物置き小屋付き)を使わせて頂いてますが、
「偶には河岸変えようぜ」なんて時もあります。
↑ 某年秋の河原キャンプ 車は私の当時の愛車「初代ジムニーシエラ(JB31W)」
テントは米軍放出品の「8人用モノポール」(TOMIさん所有) 重いです
普段は現地に置かせて貰っている物も運ばなきゃいけません。
そう、「積載量の限界」という大問題に直面するのです。
(今の車はJB43Wシエラ やはり小さい )。
私達は基本「皆で持ち寄り&助け合い」というスタイルではありますが、
「皆に甘えっぱなし」ってのも私の美学に反します。
てな訳で装備の「軽量・コンパクト化」の必要が生じました。
とは言ってもテント(鹿印寝るだけドーム)やシュラフ(ナンガ・ドイター)は
小型化の限度に達しています。
ので、こんな物を作る事にしました。
某月某日YOSI君工房にて
私 「っつー訳でモノポッド(テキーラ)テーブル作りたいんだけど」
YOSI 「あれはあれで結構複雑なパラメータが絡んでると思うんだ」
私 「脚と横棒と板の《構造上の強度》や対地角等の話だな?」
YOSI 「そう。形にしてみないと評価のし様が無いわアレ。で、コンセプトは?」
私 「軽量、高剛性」
YOSI 「垂直脚か?・・・わかった、やってみよう。」
↑ YOSI君工房の端材 400×300×12(mm)の合板と13mm径×210mmのステンレス管
及び22mm径×1040mmのステンレス管(水道管の模様)
↑ 13mm管にマーキングして
↑ マークに合わせて削り(所謂「開先を取る」)
↑ 点付けで溶接し位置決め
↑ 位置きめ続き
↑ 反対側にも(此処がポイント)
↑ 仮止め完了(昔の電信柱?)、「キの字」の出来上がり
↑ 位置が決まったら本付け
↑ しっかり取り付けます
編集作業に時間が掛かる為今回は此処迄、続きます。
2019年06月27日
訃報に接し -全くの私事(写真無し) -
こんばんは、まろ(仮)です。
作詞家の千家和也(せんけかずや)さんが亡くなられたそうです。
1970年代アイドル(山口百恵・浅丘めぐみ・キャンディーズ等)から演歌(殿様キングス他)、
アニソン(花の子ルンルン・ルパン三世のテーマ《実際は公募の歌詞の取り纏め》等)、
多岐に亘る楽曲に携わられました。
ご冥福をお祈りいたします。
2019年06月17日
梅雨の晴れ間のお約束
皆様こんにちは、まろ(仮)です。
梅雨入り後久々の好天なのでしまいっ放しだったナイフ(一部ですが)を引っ張り出します。
高温多湿の季節になる前にコンディションのチェックを行う為です。
炭素鋼(及び低Cr合金鋼)の錆びと、皮革製シース(鞘/折り畳みナイフの入れ物はケース)
のカビの有無を確認(勿論あったら除去)します。
皮革製シースにナイフを入れっ放しにすると錆びのリスクが増しますが、
使用頻度の高いナイフでは覚えが無いです(あくまで個人の経験)。
↑ 空になってるシースの相方はステンレス鋼だと思って下さい。
↑ COLD STEEL 社 「Trail Master -Carbon V(Five)Steel-」 20年程前に購入
良く切れるけど良く錆びる、革シースは雑な造り。
↑ 故・田中一之氏作ワンピース+スタッグハンドル
鋼材は武生のクラッド(炭素鋼をステンレスで挟んである利器材)
作者のご子息はあの「ゴスロリ包丁」を作った方
↑ M.Carter氏のネックナイフ(改) 鋼材は田中氏のナイフと同じ
「無敵」の刻印はエントリーグレード 「何処が(改)なのか」はいずれ
↑ ナイフビルダー(メーカー)加藤伸一氏がブレードを製作したナイフ
工具鋼(JIS/SK)製で「日本刀と同じ方法(土置き)で焼き入れした」そうです

↑ 「硬軟の差」が色の違いとして現れています(ケースハードゥン状)。
一度錆びさせたので磨いて「紅茶染め」したら模様が出ました(現在は蜜蝋塗布にて保護)。
幸い「錆び」、「カビ」が発生している物はありませんでした。
(放置期間が長いナイフもあったので一安心です)
お付き合い頂き有り難うございました、それではまた。
2019年06月13日
たった一つの冴えたやり方 -中華ランタンとの苦闘の日々 3 -
皆様今晩は、まろ(仮)です。
「蝶々」ランタンは「流石C国製」と唸らされる品質でした。
しかし、お金を払った以上、投げ出す訳にはいきません(所謂「負けた気がする」)。
原因がはっきりしているので、対策は至って簡単、再度YOSI君に連絡です。
私 「作って欲しい物がある。(以下、事情を説明)」
YOSI 「・・・わかった、やってみよう。」
で、出来た物がこれ
オリジナル(上)より10mm程長いロッド(下)、6mm径のSUS304です
ピストンを分解、極めて単純な構成
オリジナル(上)と長さの比較、太さが同じなのもお解り頂けるでしょう。
組み立てて
本体に装着、アシストグリップのスペースも確保できています。
が、シリンダー内に空気が残らなくなった為、アシストも不要になりました(笑)。
後に購入のHK500(右)と
蝶々にはP社ストーブキットを装着(脱着は簡単)、
ミキシングチューブ・チャンバー・ステンレスノズルもP社製にした為、
部品代が「購入時の本体価格」を超えました。
「だったらPにしろよ」の突っ込みに備えてHK500を購入したようなものです(嘘)。
HK500を購入して最初にしたことはピストンの長さチェックです、勿論正常でした(爆笑)。
中華ランタンのお話は一先ずここまで(まだありますが)、
お付き合い頂き有り難うございました、それではまた。
2019年06月13日
こんな事って・・・あり、か? -中華ランタンとの苦闘の日々 2 -
皆様こんばんは、まろ(仮)です。
何とかエア漏れの止まった翌週末、私は以前からの不満を解消すべく、
YOSI君の工房を訪ねました。

↑ コールマンガソリンストーブ用ポンプアシストハンドル (以前手を怪我した際購入)
ポンピングが捗らないのでコイツをつけられないだろうか?と相談。
本体に付いているのに「アダプター買ってポンプ外付け」に強い抵抗があるのです。
(便利なのは充分理解してるんですけど、何せへそ曲がりなんで)

「それなら」と旋盤に向かうYOSI君

ステンレス製のボルトを削り始めました

削って

穴を開けて

タッピングして

出来たこれを

取り付け(ここからは自宅で作業)

めでたしめでたし のはずが・・・・・、

ちょっと待てぃ、ノブはアダプターの分短かく造った筈だぞ、
なんでキャップと「ツライチ」になるんだよ????

試しにキャップを外してピストンを挿入してみると、
「なんと云う事でしょう!」ここまで入ってしまいました!!
―詰まるところこういうことです―
シリンダー長に対し、ピストンストロークが不足している為、
一杯まで押し込んでもシリンダー内には圧縮された空気が残る空間があり、
結果としてタンク内に空気が入りきらず加圧が捗らない。
これが《仕様》なら設計の不備(まろ基準では明らかな欠陥)ですし、
《個体差》というなら「ふざけんなよ!!」と叫びたくなるお粗末な品質管理です。
所詮「C国製」ですが、このままでは余りに癪なので対策します。
まだ続きます。
2019年06月13日
エア漏れを止めろ -中華ランタンとの苦闘の日々 1 -
皆様こんにちは、まろ(仮)です。
今回からは「当家の問題児」こと、中華バタフライ(以下蝶々と表記)のトラブルの記録です。
旧ブログ記事に加筆、修正を加えたものなので、既にお読みの方には予めお断りしておきます。
正常に働けば爆光500CP(公称)を誇る中華加圧ケロタン。
しかしながらトラブルも多く、私の仲間内にも20年前に「戦力外通告」した者がいます。
時は2017年秋のとある日曜、この年最後のキャンプの準備中でした
いつもの通り2気圧まで加圧して気密状態を確認したところ・・・
加圧して10分少々で0.5気圧も下がりました、間違いなく漏れてます。
「あの男に連絡だ!!」 とYOSI君にメールします。
YOSI 「どこか灯油滲んでる?」
私 「見たところ無さそう」
YOSI 「なら燃料経路じゃないな、石鹸水で探すのだ!」
私 「やっぱり~(涙)」
いきなりのヒットは燃料キャップ、パッキンが悪いようです
速やかに交換
YOSI 「一箇所だけだと決め付けちゃ駄目っすよ」
私 「はい師匠」
こんな所からも・・・、増し締めして
再度気密試験
これなら大丈夫でしょう。
しかし、予想もつかない事態が私を待っていたのです。
続きます
2019年06月09日
ケロシンランタン(加圧系)は如何?
ナチュラムさんよりお題を頂いたので「書いてみようか」と思い立ちましたが、
ナイフは「好き嫌い」の要素が大きいので違うモノにしてみます。
で、今回取り上げるのは「ランタン」です。
私のランタンへの要求項目(キャンプ地の四阿兼LDKで使用)
1) 安全性の高さ(趣味で怪我したくないですから)
2) 明るさ (遊び場が友人の私有地なので「近所迷惑」とかは無い為)
3) ランニングコストの低さ (小遣いには限度があります)
4) 余り仲間と被らない事 (取り違いの予防)
で、選んだのがこれら

↑ 中華バタフライ(ストーブモード) ↑ ペトロマックスHK500 ↑ コールマン639C700
加圧系ケロシンランタン(略称ケロタンw)です。
安全性ならLEDなんでしょうが、ニューモデル買っても翌年には陳腐化してそうなので却下
ガスは冷えに弱く燃料費も結構掛かるので脱落
ホワイトガソリン(WG)と白灯油(ケロシン)の二択となりましたが、
仲間の多くがC社WG機であり、また燃料携行時の安全性でケロシンを選択した次第です。

HK500(左)と639C700(右)
吸気量の調節が可能なのがペトロマックス(公称500CP=400W相当)
丸型グローブで真下にも配光するのがコールマン

↑ バタフライ(ランタンモード) ↑ ペトロマックス ↑ コールマン
ほぼ等距離で撮影、公称500CPの左2台が若干明るく見えますが、体感的には大差なし
空燃比をプア(poor=燃料に対して空気が多い状態)に振って色温度が高い所為かも?
さて、ケロシンと言えば気になるのが「炎上」ですが、
多くの場合「予熱不足」で発生するので、手間さえ惜しまなければまず起きません。
(P及びコピー品はニップル緩みに起因する場合があります)
いずれ「中華バタフライとの苦闘の記録(笑)」も改稿の上掲載したいと思います。
それではまた、まろ(仮)でした。