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2019年05月17日

「更に奥まで~含浸しちゃうぞ~」 -オピネルのナイフ- ④

  おはようございます、まろ(仮)です。

  前回、今回は「木製のハンドルに如何にして乾性油を浸み込ませるか」が主題です。

  で、結論「含浸しよう(タイトル通りですね)」

  友人(工作の師匠)YOSI君の自宅兼工房へ


  
「更に奥まで~含浸しちゃうぞ~」 -オピネルのナイフ- ④

  簡易「真空含浸装置(私発案、YOSI君作)」です、ステンレス(SUS304)管に栓と複数のバルブが付いています。

  管内にハンドルと荏胡麻油を入れて密閉してから右の「空調工事用ポンプ」で真空になるまで減圧し、

  バルブ(上左)を開いて大気圧で芯まで油を浸み込ませようという計画です。

「更に奥まで~含浸しちゃうぞ~」 -オピネルのナイフ- ④

  先ずは乾燥重量の測定、含浸後の重量と比較すれば何gの油が浸み込んだか分かります。


「更に奥まで~含浸しちゃうぞ~」 -オピネルのナイフ- ④

  圧力計が0を示したらポンプを停止、バルブを開放します、容器内は瞬時に大気圧に戻ります。

  容器からハンドルを出し、再度重量を測ります、勿論下敷きの重量は予め除いてあります。

「更に奥まで~含浸しちゃうぞ~」 -オピネルのナイフ- ④

  重量の増加は6g、荏胡麻油の比重をサラダ油並み(約0.92)として、6.5cc程が浸み込んだ計算です。

  「後は滲み出る油を拭き取りつつ磨く数ヶ月だな」などと思いながらの片付け中、
  
  「あれ、(ポンプ油の)液面上がってねぇ?」とYOSI君の声。

  どうやら減圧した際に沸騰した「荏胡麻油の揮発成分」が、ポンプ油の中で凝縮した様です。

  「真空になった容器に、大気圧で油を圧し込む」のが正しい手順の様です、勉強しました。
 
  (荏胡麻油を吸ったかも知れない)ポンプと圧力計の洗浄が、当日一番大変な作業でした(苦笑)。

  次回は組み立て作業(ピボットピンを通す迄)を予定しております。  



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