2019年11月11日
「一撃」の快感 -重量級刃物という選択肢- ①
皆様こんにちは、まろ(仮)です。
霜月に入ったとか言ってる間に立冬も過ぎました、本格的に焚き火のシーズンですね。
今回からは焚き火に欠かせない薪割り用刃物の話です。
と言ってもタイトル通り〈バトニング専用〉の刃物は出て来ません、お許しを。

発端は2001年にYOSI君が作った角鉈
鋼材S45C、鍛造、長さ・幅・厚さは 200×80×6mm(約)です。
S45Cとは炭素量0.45(±0.03)%の炭素鋼で、機械、構造材に多く用いられます、
熱処理硬度は低めですが「割れ・欠けし難い」という利点があります。
(ナイフには余り向きませんが、同等の鋼材で鉈を打つ鍛冶屋さんはあるようです)
―余談ですがSP社の鍛造ペグは「S55C」だそうです(SP社HPより)―

一般的な鉈より幅広の為仲間内での呼び名は「中華包丁」です(笑)。

刃先を拡大、幅が広い分重量があり、10~15cmの針葉樹なら苦労なく割れます。
尚、写真奥の薪は斧(後日公開)で割ったもので、鉈の出番はこれからです。
また、台になっているのは冗談半分で作ったスウェディッシュトーチ(SP印風)で、
薪割り台ではありません、念のため。
次回はこれに啓発されて私がデザインした物を紹介します。
それでは今回はここまで、
お付き合い頂きありがとうございました。
この記事へのコメント
こんにちは(・ω・)
ナイフと鉈、用途を考えたら当たり前なのかもですが、素材の向き不向きが違うんですね
この鉈(中華包丁w)に合わせてまろさんがデザインされたのはケースでしょうか+(0゚・ω・) +
次回も楽しみです(*´ω` *)
ナイフと鉈、用途を考えたら当たり前なのかもですが、素材の向き不向きが違うんですね
この鉈(中華包丁w)に合わせてまろさんがデザインされたのはケースでしょうか+(0゚・ω・) +
次回も楽しみです(*´ω` *)
Posted by いたち
at 2019年11月11日 15:40

≫いたちさん
硬さ(鋭利さの持続性)と軟らかさ(割れ、欠けのし難さ)のバランス取りが、
刃物作りの醍醐味(難しく、楽しい)です。
責任が付いて回る「商品」ではなく個人で愉しむ「DIY(自己責任)」なので、
好き勝手にアイディアを試せます。
続きは早めに投稿しますのでお楽しみに。
硬さ(鋭利さの持続性)と軟らかさ(割れ、欠けのし難さ)のバランス取りが、
刃物作りの醍醐味(難しく、楽しい)です。
責任が付いて回る「商品」ではなく個人で愉しむ「DIY(自己責任)」なので、
好き勝手にアイディアを試せます。
続きは早めに投稿しますのでお楽しみに。
Posted by まろ(仮)
at 2019年11月11日 20:46

ども!
SP社のペグは炭素鋼なんですね。
知らなかったです。
材質も分かってくると面白いのでしょうね。
ましてや鉈を手作りなんて…
とても遠い世界ですが、興味は大変にあります。
SP社のペグは炭素鋼なんですね。
知らなかったです。
材質も分かってくると面白いのでしょうね。
ましてや鉈を手作りなんて…
とても遠い世界ですが、興味は大変にあります。
Posted by 一輪駆動
at 2019年11月12日 21:44

≫一輪駆動さん
刃物の材料に興味を持つ様になったら沼地はすぐそこです(笑)。
片刃の鉈は削る箇所が少ないので沼の入り口に最適です。
何か作ろうと買ったまま放置している鋼材がありますので、作り始めたら
メイキングの記事が書けるかもしれません。
刃物の材料に興味を持つ様になったら沼地はすぐそこです(笑)。
片刃の鉈は削る箇所が少ないので沼の入り口に最適です。
何か作ろうと買ったまま放置している鋼材がありますので、作り始めたら
メイキングの記事が書けるかもしれません。
Posted by まろ(仮)
at 2019年11月12日 22:31
