2020年02月04日
出番の無い貰い物 -Buck 184-
皆様こんばんは、まろ(仮)です。
今回取り上げるのは80~90年代に一世を風靡したナイフです。

「Buck 184」 米Buck社製の所謂【サバイバルナイフ】です。
とは言っても自分で購入した訳ではありません、頂き物(中古品)です。

取り敢えずスキャバード(鞘)から出してみました。
映画《ランボー(1982年)》に似た様なナイフが出てましたね。
このナイフの製造は1984年~1999年なのでB社がパクったのでしょうか。
本来はスキャバードにはポーチが二つ付属しているのですが、
故あって一つ(アンカー用)しかありません。

この凶器にしか見えないブツが私の許に来たのは1994年、
些か事情があります。
当時の勤務先の上司から知人のナイフの修理を依頼をされたのです。
曰く「刃先の折れたナイフがある、持ち主の手に負えないので整形して欲しい」
私は「削って小さくはなっても大きくは出来ないですよ」と回答。

来た時の刃先の形はマーカーで描いたような感じ、
新品時より1インチ(≒25mm)程折損した模様。
スキャバード裏に付属の砥石(タッチアップ用)が凹面に減っていたので
これで整形しようとしたのだろうと推測 ↓

グラインダーとダイヤモンド鑢(当事は高価だった)と耐水ペーパーで研磨、
ロープカッター(波刃の部分)も砥ぎ直しました。

しかしスパイン(峰・棟)の鋸歯の欠けには手の施し様が無く・・・
前の持ち主さん何に使ったんでしょ? ↓

結局持ち主さんの満足する出来にはならなかったらしくお払い箱となり、
「折角だからお前にやるってさ」というオチになりました。
付属のコンパスポーチは上司(当事)が貰っていきました。
貰っておいてナンですけど、正直「有り難い」とは思いませんでした。
----------------------------
さて、細部を見てみましょう。
先ずはタングスタンプ(刻印)から

品番「184」の後のマークで製造年が判ります(本品は1987年)、
BUCK社HPで調べられるので同社のナイフをお持ちの方は調べてみるのも一興かと。
翌1988年にモデルチェンジが行われ、鋼材が425Mから420HCに変わり、
ブレード側面には仰々しい【BUCKMASTER】の刻印が押されます。

キリオン(鍔に相当する金具)は6mm厚のSUS304
ブレード厚は7mm

ブレードは削りっ放しの上にブラスト加工、
スキャバード内部に「へ」の字型の板バネを仕込み、摩擦で抜け止めする設計

左側面のベベルストップ(研削終了箇所)
いかにも「米国製」という荒っぽさ

チョイル(刃の根元の切り欠き≒指掛け)の内側
プレスで型抜きしたままの状態でブラスト加工したのでしょう

特別思い入れのあるナイフではありませんが、
私の「削ったり磨いたり」の原点かも知れません。
本日はここまで、
お付き合い頂きありがとうございました。
以上まろ(仮)でした。
-補記-
遊び仲間のキャンプに持参しましたが、使い勝手は
お世辞にも褒められたものではありませんでした。
今回取り上げるのは80~90年代に一世を風靡したナイフです。

「Buck 184」 米Buck社製の所謂【サバイバルナイフ】です。
とは言っても自分で購入した訳ではありません、頂き物(中古品)です。

取り敢えずスキャバード(鞘)から出してみました。
映画《ランボー(1982年)》に似た様なナイフが出てましたね。
このナイフの製造は1984年~1999年なのでB社がパクったのでしょうか。
本来はスキャバードにはポーチが二つ付属しているのですが、
故あって一つ(アンカー用)しかありません。

この凶器にしか見えないブツが私の許に来たのは1994年、
些か事情があります。
当時の勤務先の上司から知人のナイフの修理を依頼をされたのです。
曰く「刃先の折れたナイフがある、持ち主の手に負えないので整形して欲しい」
私は「削って小さくはなっても大きくは出来ないですよ」と回答。

来た時の刃先の形はマーカーで描いたような感じ、
新品時より1インチ(≒25mm)程折損した模様。
スキャバード裏に付属の砥石(タッチアップ用)が凹面に減っていたので
これで整形しようとしたのだろうと推測 ↓

グラインダーとダイヤモンド鑢(当事は高価だった)と耐水ペーパーで研磨、
ロープカッター(波刃の部分)も砥ぎ直しました。

しかしスパイン(峰・棟)の鋸歯の欠けには手の施し様が無く・・・
前の持ち主さん何に使ったんでしょ? ↓

結局持ち主さんの満足する出来にはならなかったらしくお払い箱となり、
「折角だからお前にやるってさ」というオチになりました。
付属のコンパスポーチは上司(当事)が貰っていきました。
貰っておいてナンですけど、正直「有り難い」とは思いませんでした。
----------------------------
さて、細部を見てみましょう。
先ずはタングスタンプ(刻印)から

品番「184」の後のマークで製造年が判ります(本品は1987年)、
BUCK社HPで調べられるので同社のナイフをお持ちの方は調べてみるのも一興かと。
翌1988年にモデルチェンジが行われ、鋼材が425Mから420HCに変わり、
ブレード側面には仰々しい【BUCKMASTER】の刻印が押されます。

キリオン(鍔に相当する金具)は6mm厚のSUS304
ブレード厚は7mm

ブレードは削りっ放しの上にブラスト加工、
スキャバード内部に「へ」の字型の板バネを仕込み、摩擦で抜け止めする設計

左側面のベベルストップ(研削終了箇所)
いかにも「米国製」という荒っぽさ

チョイル(刃の根元の切り欠き≒指掛け)の内側
プレスで型抜きしたままの状態でブラスト加工したのでしょう

特別思い入れのあるナイフではありませんが、
私の「削ったり磨いたり」の原点かも知れません。
本日はここまで、
お付き合い頂きありがとうございました。
以上まろ(仮)でした。
-補記-
遊び仲間のキャンプに持参しましたが、使い勝手は
お世辞にも褒められたものではありませんでした。
この記事へのコメント
こんにちは(・ω・)
メーカー不明ですがいたちのバトニングの主アイテムがサバイバルナイフだったりします
古びた貰い物なので詳細確認なんか考えてもいませんでしたが、各部の刻印など、この記事を読んで今度確認してみようかなと思いました(*´ω` *)
メーカー不明ですがいたちのバトニングの主アイテムがサバイバルナイフだったりします
古びた貰い物なので詳細確認なんか考えてもいませんでしたが、各部の刻印など、この記事を読んで今度確認してみようかなと思いました(*´ω` *)
Posted by いたち
at 2020年02月05日 15:37

>>いたちさん
刻印は製造者の責任と権利の証明なので多くの情報が込められています(モデル名、鋼材、製造国等)。
道具の成り立ちを知ることで愛着が増すかもしれません。
刻印は製造者の責任と権利の証明なので多くの情報が込められています(モデル名、鋼材、製造国等)。
道具の成り立ちを知ることで愛着が増すかもしれません。
Posted by まろ(仮)
at 2020年02月05日 21:49
